利益確定のタイミング
こんにちは!
カーズです。
今回は株式投資【失敗編】 vol.3の続きとなっております。
前回、コロナ・ショックでトドメを刺されて、投資資金を使い果たしてしまいました。しかし、新しい資金で改めて投資を再開。
【失敗編】vol.4は、私のここ数か月の取引を振り返りながら
利確(利益確定)のタイミングについて考えてみたいと思います。
はい、タイトル通りここ数か月の取引もある意味失敗していますとも(笑)
コロナ・ショック後、テレワークの普及に目を付けた私は、テレワーク関連銘柄を買ってみることにしました。
そこで購入したのが、【3681:ブイキューブ】です。
9月に入って、株価2,100円台まで値上がりした銘柄です。
私も当初、株価2,000円くらいを目標にして購入。
ただし、この銘柄・・・乱高下が激しく、利確や損切を途中何度か繰り返しました。
最終的に
4月に現物1,275円で800株
5月に信用1,028円で1,600株
チャート読みで反発すると見て信用で買いましたが、結構賭けでしたね(汗)
を購入しホールド(売買せずに持っておくこと)する事にしました。
途中、乱高下しながらも6月は1,300円付近で株価が安定してきました。
しかし・・・
ブイキューブ
7月に入って突如、原因不明の大幅な下落が発生・・・
1,300円あった株価は1,105円まで暴落してしまいます。
上昇トレンドになりかけていたチャートも完全に破壊されていたので、私は1,200円を切ったら一旦、利益確定しようと決めました。
そして、1,200円付近を割った段階で利確。
結果、17万円ほど、通算でプラスにできました。
しかし、その数日後に大きく反発、勢いをつけて1,400円台まで株価が上昇します。
さらに決算を挟み、一時暴落したかに見えましたが、急反発。
ほとんど押し目なく上昇し、最終的に2,140円まで上昇するという動きでした。
一体どこで利益確定するのが正解だったのか・・・?
いやあ、悔しくてたまらなかったです(笑)
2,100円で利益確定できていれば、マスク相場とコロナショックでの損失をほとんど取り戻せていたのに(泣)
・今回は決めていたルール(1,200円割れで利益確定)に従って取引できた(感情に流されなかった)。
・目標額の2,000円は到達しているので銘柄選びは間違っていなかった。
・信用取引で仕入れた株を6月の1,430円で利益確定していない(信用はリスクがあるので、何円で利益確定するかの取引ルールを作っておいても良かった)。その結果、下落時に利確することになり利益が少ししか残らなかった。
・目標額の2,000円までホールドできなかった(感情に流されなかった結果だが、結果的に買い直せなかったのはメンタルの問題か・・・)。
今回のケースは、最終的には感情に任せてホールドしておけば結果的に大きく利益をとれたであろうケース。
でも結果論に過ぎないので、一番いいのは6月に1,430円まで上がった時に利益確定するべきだったのかもしれない。
その方が今より利益は多かったし、1,105円まで下落した際に買い向かえる余裕もできた。資金拘束が無くなり、他の銘柄に挑戦することもできたはず。
明日の株価は誰にもわからない。利益確定しないと利益は幻に終わる。
例えば、買値から20%上がったら利益確定する、〇〇円まで上がったら利益確定する、7%下がったら損切するなど、株価の上下両方で利益確定するタイミングに関するルール決めをして、徹底させると効率的に取引できるだろう。
ブイキューブ利確した頃、スマホゲームのドラゴンクエストタクトがリリースされました。
【3911:Aiming】が開発に携わっており、丁度ゲームセクター特有のリリースゴールで株価が暴落したところでした。
ゲームセクター特有の相場について
1.配信前相場
ゲームの発表から配信前までの相場。思惑で株価が乱高下する。
2.リリースゴール
通称リリゴ。ゲームが配信される前後のタイミングで材料出尽くしとなり、株価が大暴落する。
通常ゲームセクター株はこの暴落前に売るのが安牌である。
3.セルラン相場
リリースゴールしたゲームが人気となり、セールスランキングで上位をキープした場合、再び相場が復活する。
ただし、セールスランキングが悪くなると売られて株価が暴落する。
4.業績相場
他のセクター銘柄と同様に、ゲームの売上が業績に寄与することで評価され株価が上がる段階の相場。ここまで辿り着いた銘柄は過去を見ても稀。
私は3のセルラン相場の段階で参戦しました。
理由は実際にゲームを遊んでみて素直に面白いと思ったから。
他の記事で取り上げている通りです(笑)
リリースゴールで大暴落をしたものの、699円で反発し、2日後には900円台まで回復、私はそのくらいで買いました。
そして次の日、ストップ高1,140円!!
セールスランキングも一位!
正直まだまだ上がると思っていました。
しかし・・・
私はその日、仕事で非常に疲れており、前場1,140円をつけたのを見て安堵し、眠ってしまったのです・・・。
そして、目覚めると後場の時間、13:00頃でした。
アプリを開いてAimingの株価を見てみると
1,100円まで下がっている・・・!?
13時前のセールスランキングで何と順位が2位に下がった事が原因で大暴落が始まりました・・・。
というかこの段階でさっさと利益確定するべきだったのですが、当時の寝ぼけた頭では何が起こっているか把握しきれず・・・。
最終的に値幅上下で150円の日でしたが、ストップ高からの下落なのでなんと-250円値幅、私の含み損もかなりの額になってしまいました。
結局次の日に15万円の損切をする羽目になり、ブイキューブでの利益がほとんど吹っ飛ぶという大ポカをやらかしてしまいました。
マスク相場の時と同じパターンじゃないか!
時間が経ちすぎてあの時の気持ちが薄れていたのかも。
・なし
強いて言うならゲームが面白いから売れるだろうという読みくらいで、今思えばほとんどギャンブルに近かった。
・ストップ高に浮かれて油断していた。
・暴落に気付いたのに、ちょっと様子見てたら上がるんじゃないか?という欲が邪魔して利益確定できなかった。
完全にメンタル面で相場に負けました。
初心者はこうして損をしていくんだろうという典型的な負け方ですね。
そして何より
・逆指値をセットしていなかった。
これですね。これさえやっていればマスク相場の悲劇も無かったし、昼寝をしていても損することなく大金を得られたでしょう。
逆指値注文
指値注文に条件をつけて注文を出す事ができる注文方法です。
例えば、1,135円以下の場合1,128円で売却。
みたいな注文ができるので、今回の場合のように寝てる間に株価が下がっても、大暴落する前に株を売ることができます。
ストップ高になれば、どうしても欲が出て次の日に期待してしまう。
しかし、よく考えると、今回のAimingのように下がるかもしれないし、明日上がる保証なんて何もない。
目の前に札束が転がっている内に利確するのが一番賢いといえるだろう。
値動きの激しい銘柄だと一瞬にして含み損になる可能性がある。状況次第ではあるが逆指値注文をセットしてリスクを減らすことも重要。
株の値動きを見る場合、一時の欲望や感情に左右されない判断が必要である。
値上がりしたら利益確定、含み損が増える前に損切、取引を機械のようにこなせることも必要。
出来ないなら逆指値をセットすることで、本当に機械任せで行うのも一つの手。
私の失敗談はひとまず以上となります。
実に情けない失敗の数々ですが、この失敗があるからこそ今の私があるとも言えます。
これから株式投資を始める方にもし読んで頂けたなら、私の失敗を反面教師にして頂ければ幸いです。
2020年9月8日現在の資金が約100万円、元手が300万円なので、まずはあと200万稼いでスタート地点に戻る事を最初の目標にしたいと思っています。
次回の株式投資系記事からは、日々のトレードや気になる銘柄の情報などを記事にしたいと思います。