現物取引と信用取引
こんにちは!
カーズです。
前回の記事では証券会社の選び方について記事を書きました。
実際に口座開設して、株式投資を始めよう!となった場合。
取引の方法が2種類あるので紹介させて頂きます。
現物取引について
株式投資の基本は現物取引です。
これは証券口座に用意した現金を使用して、株式を取引して現物株を保有する取引する方法です。
基本的に株式投資を初めて行うならこの現物取引で行うべきだと思います。
信用取引について
信用取引は簡単に言うと証券会社からお金を借りて取引する取引方法です。
現金や保有株式を担保にすることで所持金の約3.3倍の取引をすることができます。
少ない資金で大きな利益を得ることができる反面、少ない資金しかないのに大きな損失が発生してしまう可能性がある事も忘れてはいけません・・・。
私はお恥ずかしながら、これで何度も損してます。
信用取引の活用方法
●信用買いについて
信用取引を使用して株を買う場合、現物取引との一番の
違いは差金決済取引ができることではないかと思います。
株式市場では差金決済取引という取引が禁止されています。
差金決済取引の定義としては・・・
「有価証券の受け渡しをせずに、売却金額と買付金額の差額授受により決済する取引」
・・・???????
むずかしい・・・
わかりやすい例でいうと・・・
・Aさんは100万円を証券口座に用意
↓
・銘柄X(株価800円)を1,000株購入
(80万円で購入)
↓
・銘柄Xが同日中に株価900円まで上昇
したので売却(90万円で売却)
↓
・銘柄Xが同日中に株価800円まで下落
↓
・再び1,000株購入 ← これが差金決済取引
※再び1,000株の購入はできない!!
つまり、同日中に同じ資金を使用して同じ銘柄を買う事はできないのです。
もちろん、この例だと資金が200万円くらいあれば、使用していない資金で同じ銘柄を購入できます。
100万円ギリギリまで使用して
買い→売りを行った場合、もう一度同じ銘柄での買いは差金決済に該当するため、できないという訳です。
逆パターンで
売り→買いまではできますが、さらに売りというのも同じく差金決済に該当するためできません。
現物取引を行う上で初心者が良くひっかかる落とし穴(?)です。
現物取引ではできない、差金決済取引ですが、信用取引の買いを使っている場合は何度でも取引できてしまいます。
それ故にデイトレードをメインで行っている人は、信用取引での売買を一日に何度も行い利益を出します。
細かく売買したい人には都合がいいという訳ですね♪
●信用売りについて
信用取引を行う上で忘れてはいけないのが、信用売りです。
よく言われる空売りというやつですね。
空売りとは、証券会社から株式を借りて売り建て、決済期日までに買い戻して株式を返却することで、その差額の利益を狙う取引です。
・・・??????
やっぱり
むずかしい・・・
分かりやすい例をいうと
・銘柄Yの株価が1,000円の時に売り建てを行う(100株)
↓
・銘柄Yの株価が800円の時に買い戻しを行う(100株)
↓
・差額の200×100株=20,000円が利益となる(その他手数料などは発生する)。
つまり高い値段で売りを行い、安い値段で買い戻すことで差額が利益となる・・・通常の取引とは真逆の取引というわけです。
これを活用する事で下落相場で利益を出す事が可能となります。
空売りを行う事で下落相場でも利益を出せるので、チャンスが広がるという訳です。
勿論、空売りをした銘柄の株価が上昇した場合は通常と反対で損失となりますのでご注意ください。
追証について
非常に便利そうに見える信用取引。
しかし、証券会社からお金を借りているということは、つまり借金をしているようなもの。
借りたお金は返さねばならない事は忘れてはいけませんよ。
株は当然株価が上がりもすれば下がりもします。
信用取引で利益を出せていれば問題はないのですが・・・
もしも含み損になった場合、信用維持率が低下して追加で担保の差し入れが必要な状況になる事があります。
それが追証(おいしょう)と呼ばれるものです。
もしも追加の担保を入れる事ができなければ信用取引で買い建て・売り建てしている株は強制決済されてしまいます。
当然、マイナスの状態での利益確定となるので、損失を抱えることになるのですが、自らの信用維持率をオーバーしている訳ですから、とんでもない額のマイナスになることもザラです。
私も過去にこれで痛手を被っているので本当に気を付けてください。
色々書きましたが、信用取引が使えればトレードの幅が広がります。ご利用は計画的に♪
さて、今回は現物取引と信用取引について簡単に書いてみました。
皆さんはどちらの取引方法がお好きでしょうか?
私は過去の失敗もあるので、現物取引が性に合っているかなと思います。
各々の投資スタイルに合わせて上手く活用していきましょう♪
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
それでは、待て次回!ノシ