株式投資

【Aiming決算前分析】株式投資☆トレード日誌&銘柄研究【2020年10月13日】



2020年10月13日 本日の記録

こんにちは!

カーズです。

本日も引き続きAimingを保有継続。

持ち株の握力強化のため、今一度分析をしてみたいと思います。

【3911:Aiming】

さて、本日のAimingですが691円で始まり、終値は667円と特に悪材料も無く下落しました。

ずっとヨコヨコなので、資金拘束に耐えられなくなった方の投げ+機関投資家さんの空売りといったところでしょうかね・・・?

おさらい

ここで一度Aimingおさらいしてみましょう。

【ポジティブ材料】

・ドラゴンクエストタクトの共同開発・運営

・無職転生ゲームアプリの受託開発・運営

・Project:Rゲームアプリの共同開発

・経営体質改善による黒字化

・ドラゴンクエストタクトの収益化による大幅増収

・ワラント行使完了

・ドラゴンクエストタクト海外配信予定

・第3四半期決算:業績が大幅改善予想

【ネガティブ材料】

・第3四半期決算:業績予想未達の可能性

・850万株以上の信用買い残

・赤字時代の株価270円からすでに400円以上上昇している

・時価総額270億円が高いと見るか安いと見るか

ネガティブな材料は多いですが、ポジティブな要素も多々あります。

第3四半期決算について

2020年の10月30日に控えている第3四半期決算に注目している投資家の方も多いのではないかと思います。

第3四半期決算は、ドラゴンクエストタクトの配信が始まった7月~9月の売上が対象となります。

第2四半期決算でAimingが出した第3四半期の業績予想は

・売上高53億5200万円(前四半期比4.0倍)

・営業利益11億8200万円(前四半期3500万円の赤字)

・経常利益11億8200万円(同4000万円の赤字)

・最終利益10億4400万円(同4200万円の赤字)

本当に達成できたとしたら、凄まじい数字ですね。

業績予想は達成できるのか?

さて、肝心の業績予想は達成できるのでしょうか?

毎日のセールスランキング売上をどんぶり勘定で集計している

Game-iの予想売上は3か月で約81億円

これは上振れも下振れもするので、あくまでも参考に。

※ここから下の売上予想は私個人の意見です。

 当たっていても外れていても責任は持てませんので

 投資は自己判断と自己責任でお願いします。

さて、売上は達成してるんじゃ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ドラゴンクエストタクトはスクウェア・エニックスとAimingの共同事業です。

そのため、売上の分配が必ず発生します。

ポイント①:売上の取分問題

通常の共同開発事業の場合だと開発会社の取分は20%~30%が相場だと言われています。

また、スマートフォンアプリはApple StoreやGoogle Playで販売を行うのですが、売上の約30%ほどをPF(プラットフォーム)手数料として支払わなければいけないそうです。

ここから考え、売上を仮に81億円と仮定。

キャラバンストーリーズなど、Aimingの他ゲーム売上を10億円と仮定。

諸経費を第2四半期の実績を参考に、ドラクエタクト以外の経費が13億8,000万円と仮定する。

①売上を額面通りに配分した場合

スクエニ 40%:32億4,000万円

Aiming 30%:24億3,000万円

PF手数料 30%:24億3,000万円

広告費:2億円

Aiming売上:34億3,000万円?

Aiming利益:18億5,000万円?

この計算だと、売上予想未達成・利益予想は達成となります。

しかし、ちょっと待ってください。

この計算だとどう考えても矛盾が発生する要素があります。

会社予想 売上:53億に対して、経常利益が10億。

比率が明らかにこの計算とは異なります。

すごい適当にした計算なので多分これは違うでしょう。

(Aimingが配分60%でPF代全額負担ならありえますが、第2四半期の椎葉社長の発言からその線は薄いと思います)

●ポイント②:ロイヤリティと販売管理費

ここで注目したいのが業績予想に記載されている項目で

・売上(+40億3,500万円)

・売上原価(+14億1,500万円

 →主にロイヤリティ(スクエニへの支払い?)

・販売管理費(+13億9,990万円)

 →主に広告費・PF手数料

いうのがあります。

単純計算すると

・売上原価の増加分が売上の35%・・・スクエニのロイヤリティ?

・販売管理費の増加分が売上の32%・・・30%がPF手数料で残りは広告費?

といった推測を立てることができます。

「売上原価=ロイヤリティ」の数字がドラクエタクトの売上の35%だとすると、これがスクエニの取り分なのか?という可能性も出てきます。

その場合、ドラクエタクト売上が全額Aimingの計上という事になってしまうので

②ドラクエタクト売上が
全額Aimingの売上計上だった場合

Aimingドラクエタクト売上 100%:81億円

SQ ロイヤリティ 35%:28億3,500万円

PF手数料 30%:24億3,000万円

広告費:2億円

Aimingドラクエタクト利益:26億3,500万円

Aiming総売上:91億円

Aiming総利益:22億5,500万円

会社予想の2倍・・・この説が本当なら大変な事になりますね。売上と利益の比率も大分近づきました。

ただ、世の中そんなに上手くいくわけないと思いますので、良くないパターンも想定してみましょう。

●ポイント③:第2四半期決算での社長の発言

椎葉社長の第2四半期決算での説明で「共同事業としての割合分だけ売上計上をしている」と発言されています。

これを考えるとドラクエタクト売上全額計上は誇大妄想としか思えません(笑)。

売上は50%で分配、PF代は折半、ロイヤリティはスクエニの取り分とは別に発生すると仮定して考えてみましょう。

③売上は50%で分配、PF代も折半
ロイヤリティはスクエニの取り分とは別

ドラクエタクト売上 :81億円

スクエニ 50%:40億5,000万円

Aiming 50%:40億5,000万円

内ロイヤリティ 35%:14億1,750万円

内PF手数料 30%:12億1,500万円

広告費:2億円

Aimingドラクエタクト利益:12億1,750万円

Aiming総売上:50億5,000円

Aiming総利益:8億3,750万円

大分しっくりくる数字ですね・・・目標未達ですが、かなり業績予想に近い数字となっています。

売上は少し上振れすれば目標達成できそうです。

ただ、この考え方の場合、ロイヤリティがスクエニへの支払いだとしたらスクエニの取り分が大分多いです。

PF手数料を引いても取り分が売上の50%以上・・・。

ここに関しては少し疑問が残りますね・・・。

続いて多分、最悪のパターン。

売上はAiming30%で分配、PF代は折半、ロイヤリティはスクエニの取り分とは別に発生すると仮定して考えてみましょう。

④ドラクエタクトの取り分契約条件が
良くなかったパターン

ドラクエタクト売上 :81億円

スクエニ 70%:56億7,000万円

Aiming 30%:24億3,000万円

内ロイヤリティ 35%:8億5,050万円

内PF手数料 30%:7億2,900万円

広告費:2億円

Aimingドラクエタクト利益:6億5,050万円

Aiming総売上:16億5,050円

Aiming総利益:2億7,050万円

この場合、黒字にはなっていますが、かな~りしょっぱいですね(笑)

この結果だとしたら、株価的にはストップ安だと思います。

ただ、第2四半期の説明で椎葉社長はこうも話されているんですよね。

「7月のペースで長く売上が続くわけではなく計画として反映はできない。見方によっては、ネガティブな数字を計上しているのかもしれません。確実、安全に達成できる数字を計上したつもりであります。」

そうです、この業績予想

「ネガティブ予想」なのです。

この部分を信じるのであれば・・・Aimingの経営陣を信じるのであれば、②か③パターンの数字に期待が持てます。

ネガティブ予想で④のパターンだとしたら、経営陣の資質をちょっと疑う事になるので、せめて③の予想であってほしいです(笑)

勿論、この予想配分は全然違う可能性も大いにありえます。

そうなった場合は悔しいですが、負けを認めるしかないでしょう。

10月30日の第3四半期決算はこの配分予想がどれだけ正解に近いかによって、大きく結果が変わってくるんじゃないかと考えています。

株価の動きについて

現状、株価はかなり低迷しています。

本日、3%下落して667円・・・一時661円まで下がっているのでかなり際どいところ攻めてきていますね。

決算まで、まだ10営業日以上あるので保有している株主は皆不安に思っていると思います。

一応、私なりにテクニカル分式してみようと思います。

※ここから下の売上予想は私個人の意見です。

 当たっていても外れていても責任は持てませんので

 投資は自己判断と自己責任でお願いします。

人によってテクニカル指標違うと思いますが、主に私が使うテクニカル指標は

・ボリンジャーバンド

・トレンドライン

・RSI

を売買タイミングの指標として使っています。

●ボリンジャーバンド

まず、ボリンジャーバンドですが-1σを抜いて-2σに向かって株価が下がってきています。

余程の事が無い限り-2σで踏みとどまると思うのですが、参加している機関投資家さんの方針や悪材料によっては-3σを抜いてくる可能性もあるので注意が必要です。

(いつぞや、私が手放してしまったブイキューブの決算前も特に悪材料なく-3σぶち抜いてきました。)

●トレンドライン

続いて、私が信頼している指標の一つに「トレンドライン」というものがあるのですが、チャート上に引いている線がそれです。

直近の安値2つを結んだラインが、丁度本日の安値660円付近とぶつかっています。

ここが抵抗線として素直に働けば明日から反転の兆しが見えるかもしれません。

(ただ、ブイキューブ決算前の時は、この抵抗線ぶち抜かれたので手放してしまい、その後全戻しされました)

●RSI

過熱感を表す、RSIは大分下がってきており、今30~40くらいです。

私の感覚ですが、ここが20付近になったら買い・80を越えたら売りかな、と考えています。

今の位置だと微妙なラインで、まだもう少し下がるかもしれません。

各指標を読んだ感じだと、このまま反転する確率の方が高いとは思うのですが、個人投資家に手放させるために機関投資家さんが空売りを仕掛けてくる可能性はあると思います。

一定ラインで手放して安くなったところで買い戻す、またはこのままホールドを続けて反転を待つ・・・どちらが正解かはわかりません。

その都度判断していきたいと思います。

もし私がこの株を保有していなければこの660円台で打診買いしていくと思います。

今はもう買ってしまってるので、これ以上は買えませんが・・・😅

カーズ

含み損が辛いけど頑張ります・・・!

ここからが正念場だ。

さて、今日はAimingの振り返りと分析をしてみました。

かなり私見が入っているので参考程度にして頂けたら幸いです。

この銘柄自体は信用買い残が多いせいか、上値が押さえつけられているのかは分かりませんが、材料が出てもすぐに全戻しされています。

正直なところ、決算を無事通過しなければ上がらないんじゃないかとも思います。

相当クセの強い銘柄だと思いますので、参戦を考えてる方は慎重に行動する事をお勧め致します。

本日も最後までお読みいただき有難うございました!

それでは、また次回!ノシ

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